まちの仲間が集まる三島市のサードプレイスを紹介します!

三島の各サードプレイスの「今、何をやってるの?」や「今度、こんなことするよ!」といった情報をLINEで見て、さらには応援もできる新しいサービス「misima good pass」。
また一つ、三島の魅力を伝えるために誕生したこのサービスについて、企画者である加和太建設の勝岡さんにお話をうかがいました。

まちづくりに関わるようになった原点のまち ゲントと似ている三島

私は大学で建築を学んでいました。”まち”のあり方やまちづくりに興味を持ったのは、ヨーロッパに留学したときからです。

留学先はベルギーのゲント(ヘント)という約27万人程度の小さい都市だったのですが、人々の暮らし方、まちのあり方がとても素敵で、ものすごく豊かに感じたんです。

ゲントには運河が流れていて、その水辺では人々がいろんな楽しみ方をしています。
学生たちが集まってワイワイなにか騒いでいるかと思うと、その横をおじいさんが犬を散歩させて歩いている。子どもたちが笑いながら通り過ぎ、カップルが語り合っている。
多様な人々が多様な楽しみ方をしていて、まちと、人々の心の豊かさを感じました。

縁があって、2021年から加和太建設で三島のまちづくりに関わることになりました。
三島も大規模な都市ではない良さがあり、まちなかに清流があり、人々が思い思いに過ごしている。
「あ、ゲントに似ている」と思いましたね。
このまちを元気にする事業に関われることにすごくやりがいを感じています。

みしますきー、そしてmishima good passとは?

取り組んでいることの1つが、mishima good pass(以下、good pass)です。

good passは、2024年10月にリリースされたLINEを利用したサービスです。これは、加和太建設がすでに展開している「みしますきー」と連動しています。

「みしますきー」は、三島のまちなかエリアで開業したり事業を立ち上げたい人を伴走支援し、まちのにぎわいを創出するプログラムです。

事業、特にスモールビジネスを始めたい方に事業アイデアをエントリーしていただき、選考後、我々や共創パートナーがメンターとなり、事業の立ち上げ時の不安や悩みを解決し、事業実現に向けた伴走支援を行います。
少しずつですが、みしますきーをきっかけに新しいお店や事業が生まれ始めています。

この他にも、三島には、味わいのある物件をリノベーションして、逆にそれを魅力として事業を始めて三島に根ざしている方もたくさんいます。
たとえば、このサードプレイスのホームページに登場している人たち、大森章平さん(Whiskey & co.)や、山森達也さん(ワーカーズリビング三島クロケットやゲストハウスgiwa)、みしま未来研究所さん、新井一平さん(6curry&Sauna)さんなどがそれにあたります。
我々は物件探しや共同で事業をしたりと様々な形で彼らの挑戦を後押ししています。
これらに共通するのは、我々はこのまちで生まれる「挑戦」を増やす取組をしてきたということです。

一方で、昨年から始めたmishima good passは「応援」する仲間を増やして、「挑戦」する人たちの事業の継続や成長を支える仕組みといえます。

LINEでmishima good passを友だち登録するとアプリが使えるようになり、この画面になります。

アプリを押すと、三島で展開されている魅力的な事業や活動のコミュニティ(サードプレイス)を見ることができます。気になる投稿にいいねを押したり、イベントに参加したりすることが「応援」行動になると定義していて、その証としてスタンプが貯まり可視化されるような仕組みになっています。
貯まったスタンプ数に応じて、このサービスやまちのコミュニティへのエンゲージメントが高まるような特典を用意しています。

2025年3月23日にはアプリ利用者とコミュニティの方々が一同に介し、食べたり体験したりするフェスティバルが開催しました。今後もこうしたデジタルとリアルを繋げていく取り組みは続けていく予定です。– 
コミュニティ数は、今後の「みしますきー」で事業を実現した方々含め、徐々に増やしていく予定です。

事業を始める人にとって、いかにファンを増やすか、集客をするかは誰もが悩むところです。
今まで起業の経験がない人なら尚更ですから、「これだけの人が応援してくれるプラットフォームがあるから安心して挑戦できますよ」という声をかけられるようになったら、彼らのモチベーション維持もにつながりますよね。

mishima good passで紹介している三島サードプレイスはこちらです。

6curry&は、スパイスカレーを通じて地域や人とつながることを目的とした会員制のカレー屋です。料理を楽しむだけでなく、メンバー同士の交流や、地元農家との協力を通じた地域貢献の場も提供しています。「関わりしろ」をデザインすることで、誰もが主体的に参加できる環境を整え、新しいチャレンジや出会いが生まれるプラットフォームを目指しています。現在、約250名のメンバーが集い、共創を通じて地域と共に成長をしていきます。

一箱本棚オーナー制度のまちの人がつくる図書館です♪

 「三島を好き」という人を増やすために、ゲストハウス、家具付き住居、コワーキングスペースの運営を通じて地域の中と外を繋げています。

みしま未来研究所は、NPO法人みしまびと運営する、幼稚園をリノベーションした、地元のクラフトビールを楽しめるカフェ&バーをはじめとする複合施設です。「このまちのことがもっと好きになる地域の玄関口」として、4つの機能を持っています!

三島から世界へ!LtG Startup Studioは起業家をはじめ、三島で何かをチャレンジしたい方々を応援する場所です。交流会なども行なっています。ぜひ一度お越しください!

もっと深く三島に! 4月からはまちづくりの共創コミュニティもスタート

そして2025年4月からはより深く、積極的に三島に関わっていけるサービスをスタートします。

かつては、まちに「旦那衆」と呼ばれる人たちがいて、地域の寺社仏閣や、祭礼、文芸活動など、地域のさまざまな面を支援していました。

このサービスが目指すのは、そんな旦那衆の仕組みのように、誰かが誰かの活動を応援することで、市内外の人々がもう一歩深く三島とつながり、プロジェクトや特典体験を通じて楽しみながらまちづくりにも関わっていくことのできる共創コミュニティです。

たとえば、飲食店オーナーがこのコミュニティに参加して、その中で「新しい三島の定番メニューを作る」というプロジェクトを立ち上げたとした場合、コミュニティの中で、「プロモーションを手伝うよ」「写真撮影は私が協力できるかも」と手を挙げて関わる人が現れて、色んな形で応援したり、応援されたりしながらプロジェクトの実現度が高まっていき進んでいく、というような動きが起きていくことをイメージしています。

市外に住む応援する側の人だったらそれが三島に継続的に通うきっかけになったり、あるいはさらに発展して、今度は自分が新しいプロジェクトを始めるようになる– というカスタマージャーニーを作れたらいいなあと思っています。これは4月以降にリリース予定です。

三島には特定の場所がなくても、人を呼び寄せたり楽しませたりする”場”を持っている人がたくさんいて、こちらのホームページでも紹介されていますよね。
そういうサードプレイスが増えていけば、三島は日本で一番個性的で、活気があり、スモールビジネスのスタートアップに挑戦できるまちとしてもっともっと知られるようになるでしょう。

三島をもっと盛り上げたい。

でも誰でも彼でもたくさん人が来ればいいとは私は考えていなくて、どこにでもある大都市になるのではなく、三島の個性を愛する仲間を増やして、一緒に三島を盛り上げていきたいなと思っています。

【ひとこと】
三島の良さって、個性ある個人店が多く、チェーン店が少ないことですよね。
まちににぎわいをといっても、ナショナルチェーンが立ち並ぶようなにぎわいではなく、サードプレイス的な場所があちこちに点在して、そこをめざして全国から人が来るようなにムーブメントが生まれたら三島らしいですね。

【あなたにとって三島はどんな場所?】
私は藤枝市出身ですが、妻と結婚前に旅行で三島に来て、初めて三島を歩いたんです。
ゲントと同じように水辺で高校生カップルがデートしていたり、子どもが川に入って遊んでいたり、観光客が写真を撮っていたりと、多様な人々が混在しているところがすごい素敵だなと思いました。
こういうパブリックスペースのあるまちってなかなかないですよね。
いまもあのときの強い印象のまま、三島の良さを感じています。

【三島でのお気に入りの場所・モノ・コトは?】
風景としてはベタですが源兵衛川ですかね。
それと、私にとってのサードプレイス的な店としては「ラーメンやんぐ」があります。
店主がミュージシャンで、ときどきDJイベントとかやっている面白い店で、結構有名なDJが来るんですよ。
そして、私も学生時代DJをやっていたこともあって、時々やらせてもらってるんです。
ハウスとかディスコとか、4つ打ちのリズムの盤を回してます。
色んな人とも出会えるし、まさか社会人になってからDJできる場所があるなんて思ってなかったので、私にはすごく大切な場所です。

勝岡裕貴(かつおか・ゆうき)
1983年生まれ。静岡県藤枝市出身。
加和太建設株式会社 まちづくり事業部 まちなか・プラットフォーム事業室 室長
千葉大学・千葉大学大学院で建築を学ぶ。ベルギーのゲントにあるSint-Lucas Architectuur Gentに留学し、まちづくりやまちのあり方に興味を持つ。卒業後、不動産再生を手掛ける企業への就職を経て、2021年に加和太建設に入社。入社後一貫して、まちなかのエリア開発、まちづくり事業に携わり、2023年には「みしますきー」、2024年に「mishima good pass」をスタートさせる。

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